サステナビリティ
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当社の目標

気候変動は、地球の環境に大きな変化を及ぼし、人類の生活・生命にも大きな影響を与えることがさまざまな科学的な研究で明らかになっており、待ったなしの深刻な国際社会の共通の課題になっています。「人・物・国」をつなぐNACCSを通じ国際物流が発展し続けることを目指す当社では、気候変動への対応を重要課題と位置付け様々な取り組みを行っており、2023年8月に中小企業向けSBT(Science Based Targets)の認定を取得しました。

SBTに認定された削減目標

・Scope1及びScope2について、「1.5℃水準」の50%削減(2018年度比、2030年度までの計画を策定)。

・Scope3について、排出量を算定し削減すること。

SBTについて

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SBTとは、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことで、CDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4機関が設立した共同イニシアティブであるSBTi(SBT initiative)に認定された企業は、以下のウェブサイトに掲載されます。

Ambitious corporate climate action

SBTでは、事業者自らの温室効果ガスの排出だけでなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した「サプライチェーン排出量」が削減対象として求められます。
サプライチェーン排出量=Scope1排出量+Scope2排出量+Scope3排出量

  • 【Scope1】事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
  • 【Scope2】他社から供給された電気、熱・上記の使用に伴う間接排出
  • 【Scope3】Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

目標達成に向けた削減計画

目標達成に向けた削減計画

当社では、政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の削減等のため実行すべき措置について定める計画(令和3年 10 月 22 日閣議決定)に準じた計画を策定し、4つの分野から成る取り組みを行うことで、温室効果ガス総排出量の確実な削減を目指します。

4つの取り組み分野

当社の温室効果ガス排出量

Scope1及びScope2

当社のScope1及びScope2に該当する温室効果ガス総排出量は以下のとおりです。(調整後排出係数使用)

当社のScope1及びScope2に該当する温室効果ガス排出量のグラフ

Scope3

当社のScope3に該当する温室効果ガス総排出量を以下のとおり算定しました。(2022年度実績)

当社のScope3に該当する温室効果ガス総排出量の表組

当社の取り組み

SBT認定取得

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2023年8月、中小企業版SBT認定を取得しました。

温室効果ガス削減可能性調査

GHG削減可能性調査報告書の画像

2023年3月、省エネルギー診断機関による温室効果ガス削減可能性調査を実施しました。当社のエネルギー管理状況を見える化し、削減ポテンシャルを明確化することにより、SBT認定取得への準備を行いました。

2022年度地球温暖化対策に関する計画の策定・実行

2022年4月、当社初の地球温暖化対策に関する計画を策定し、当社の温室効果ガス排出量を 2021 年度比で3%削減することを目標に掲げ、空調運転時間の見直し、昼休みの消灯、ペーパーレス化等に取り組み、約30%の削減を達成しました。

「COOL CHOICE」への賛同

COOL CHOICE賛同証明書の画像

「COOL CHOICE」とは、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、あらゆる「賢い選択」をしていこうという政府が推進する取り組みです。
当社は、2017年4月に「COOL CHOICE」運動へ賛同しています。